琴爪のお直し!
こんばんは、えびょです。
ここ数日の体調不良からやっと回復してきました。
今日は、お稽古前にお琴の爪のリング部分である爪皮をつけてもらいにいってきました。
お琴の爪は流派によって大きく二つに別れます。
爪の先が尖っていると山田流、爪先が四角いと生田流になります。
私は四角い爪なので生田流になります。
黒いエナメルの爪皮の間に琴爪を差し込みボンドで固定します。
使っていた爪皮がボロボロになってきたので、思い切って交換することにしました。
爪皮も色々な大きさがあります。
器用な方は自分でもできるのでしょうが、私はいつも琴屋さんにいって作ってもらいます。
多くの琴爪は象牙でできています。
琴やお三味線の和楽器には、古来より象牙が多く使われています。
象牙は現在ワシントン条約で輸入禁止品なので、年々高価になっています。
琴爪なんかはまだ薄いですが、三味線の丸撥(まるばち)と呼ばれる象牙製のものは、私なんぞの一般人にはとても手が出ません。
なぜ象牙が重用されているのかというと、音色の違いにほかなりません。
合成樹脂なども徐々にでてきていますが、音色がどうしても劣ってしまいます。
一度先代の師匠が持っていた象牙の丸撥を一度使わせていただいたことがあるのですが、音色が全然違い、すごく上手くなった気分になりました。
現在日本での国内取引は合法とされております。
多くの国では国内取引も禁止になっているので、日本もいつどうなるかわかりません。
私もこの琴爪を大事に使っていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。