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原発性アルドステロン症と診断されるまで②(病名について調べてみた)

こんにちは、えびょです。

原発性アルドステロン症というあまり聞きなれない病気と診断されるまでの経緯を引き続き綴って行きたいと思います。

 

ここ2,3年人間ドッグで血圧が高くなっているのを指摘されていましたが、正直あまり気にしていませんでした。

そこへ高血圧が「原発性アルドステロン症」によりひきおこされている可能性があると言われ、ホルモン検査をすすめられました。

次回のホルモン検査を前に、この聞きなれない病名を家に帰って早速ネットで調べてみました。

原発性アルドステロン症とは

原発性アルドステロン症は、副腎皮質ステロイドホルモンのひとつである、アルドステロンが過剰に分泌されることでおこる病気です。

副腎(腎臓の上にある帽子のような形をした小さな臓器で左右に1個ずつあります)にできた腫瘍が原因がのことが多いそうです。

アルドステロンが過剰に分泌されると腎臓に作用して、体のなかに水分とナトリウムを蓄えてしまうため、高血圧をひきおこします。

また、尿の中にカリウム排泄する作用があるので、アルドステロンが過剰分泌されると血液中のカリウムが減り(低カリウム血症)、筋力の低下、疲労感などの症状がでることがあります。

副腎に腫瘍ができることで、なぜアルドステロンが過剰分泌されるかはまだ解明されていません。

もともとはまれな病気だと言われていました。

最近では、医学の進歩により検査方法が確立され、高血圧の患者さんのうち、4〜10%の方がこの病気を発症していると言われています。

治療法

原発性アルドステロンは大きく以下の2つのタイプがあります。

また、そのタイプによって治療法の選択肢がかわってきます。

   ①片方の副腎の病気(片側性)→手術もしくは薬の服用

   ②両側の副腎の病気(両側性)→薬の服用

アルドステロンが過剰分泌されている副腎が片側からのみか、両側ともなのかでタイプが確定されます。

①の場合、原因となる片側の副腎を手術により摘出し、アルドステロンの過剰分泌の原因そのものをのぞきます。

手術を望まない場合、薬を服用しアルドステロンの過剰分泌を抑制します。

個人の状況にもよりますが、多くの病院では手術を推奨されるようです。

②の場合は、両方の副腎を摘出することはできないので、薬の服用による治療のみとなります。(最近、一部の病院で両側性の方も部分切除の手術をするケースもでてきています)

なお、片側性と診断され手術をしても、治療期間や腎臓の状態により薬の服用が必要な場合があります。

原発性アルドステロン症を放置しておくと

アルドステロンの過剰分泌を放置しておくと、原発性アルドステロン症以外の高血圧患者さんに比べて高い確率で脳卒中、心房細動、左心室肥大、不整脈などの重い合併症を発症されることが報告されています。

最近では、アルドステロンが直接心筋や血管などにも作用し繊維化をすすめることが明らかになってきており、原発性アルドステロン症が臓器障害のリスクファクターとして認識されるようになってきています。

このようなことから、この病気に対して、早期の診断、適切な治療必要となっています。

ホルモン検査

ホルモン検査は血液検査で、アルドステロンとレニン活性(PRA)の値を調べますが、

すぐに結果が出ないので、次回の診察の時に結果がを聞くことになりました。

通常の血液検査にプラスして血液を少し多くとる感じなので、検査自体に患者の負担はあまりありません。

いずれにしてもあまり放置していることはよくなさそうなので、ホルモン検査の結果を待つことにしました。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

 原発性アルドステロン症に関する過去記事はこちらから

keikei-mile.hatenablog.com