原発性アルドステロン症と診断されるまで⑥(確定検査の結果は)
こんばんは、えびょです。
急に寒くなって急いで衣替えしないとと慌てて洋服を出しました。
これで本格的に秋の到来となりそうですね。
前回までに原発性アルドステロン症の確定検査を2種類実施しました。
今回は、その検査報告です。
原発性アルドステロン症と診断されるには
日本の原発性アルドステロン症の診断にの確定に関して、国内の2学会が基準を出しています。
①日本高血圧学会 :確定検査のうち1種類陽性で確定。
②日本内分泌科学会:確定検査のうち2種類陽性で確定。
先生は、内分泌科学会の方に合わせて今回2種類の検査を実施したようです。
検査結果は
カプトプリル負荷試験、フロセミド立位負荷試験ともに陽性でした。
このため、私は「原発性アルドステロン症」であると診断されました。
原発性アルドステロン症は、副腎皮質ステロイドホルモンのひとつである、アルドステロンが過剰に分泌されることでおこる病気です。
原発性アルドステロン症の治療法
原発性アルドステロン症は大きく以下の2つのタイプがあります。
また、そのタイプによって治療法の選択肢がかわってきます。
①片方の副腎の病気(片側性)→手術もしくは薬の服用
②両側の副腎の病気(両側性)→薬の服用
アルドステロンが過剰分泌されている副腎が片側からのみか、両側ともなのかでタイプが確定されます。
①の場合、原因となる片側の副腎を手術により摘出し、アルドステロンの過剰分泌の原因そのものをのぞきます。
手術を望まない場合、薬を服用しアルドステロンの過剰分泌を抑制します。
個人の状況にもよりますが、多くの病院では手術を推奨されるようです。
②の場合は、両方の副腎を摘出することはできないので、薬の服用による治療のみとなります。(最近、一部の病院で両側性の方も部分切除の手術をするケースもでてきています)
なお、片側性と診断され手術をしても、治療期間や腎臓の状態により薬の服用が必要な場合があります。
手術の場合、造影剤を入れたCT検査検査では左側の副腎が腫れていたのですが、正確にどちらの副腎からアルドステロンが過剰分泌しているか検査するから必要があります。
今後の方針
手術するためには事前に3日程度の検査入院する必要があります。
手術するにしても、動脈硬化などが進行していないかどうか確認する必要があるので、次回はこれらの検査をすることにしました。
それまでは、セララ錠25mgを一日一回服用することになりました。
こちらの薬はアルドステロンの分泌を抑える薬です。
血圧が高めなの以外は全く自覚症状がないのですが、このまま次回の検査まで様子を見ていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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